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今年もこの季節がやってきました!

占ってもらうのも楽しいけれど、

自分でできたら、気になる事をいつでも好きなだけ占う事ができます。

幅広い占いの中から、お気に入りを見つけて運気をアップ!

ハッピーな毎日を送りましょう!

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『グランジュ・ルノルマン・カード入門』特集!

(2023年10月発売)

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R.M.Bijou 著

鏡リュウジ 解説

AKi xenubilum イラスト

すでにお持ちの方も、まだご存知ない方も、

興味はあるけどまだ手にとっていない、という方も

グランジュ・ルノルマン・カードの魅力的な世界をお楽しみください!

グランジュ・ルノルマン・カードとは
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R.M.Bijou

 皆様は“ルノルマン・カード”と聞くと36枚から構成される小さなカードを想像されることでしょう。現在一般的に知られるルノルマン・カードの正式名称は“プティ・ルノルマン・カード”。約10年前に発売された鏡リュウジ先生の『秘密のルノルマン・オラクル』(夜間飛行 2014年)から次第に認知度が高まり、今では占術メニューに加えていらっしゃる占い師さんも多くいらっしゃいます。駒草出版からも『ルノルマン・カードの世界』(桜野カレン、伊泉龍一 共著/2018年)が販売されていて、その人気は天井知らずです。一枚のカードにひとつのシンボルが描かれ、シンプルながらも色々な占い方ができる、とても楽しい占いカードです。

 

 グランジュ・ルノルマン・カード(以下グランジュ)は、同じ“ルノルマン”と名前がついていますが、実はまるで無関係な占術です。ルノルマンという名称は、18世紀の終わりから19世紀初頭までフランスで活躍したマドモワゼル・ルノルマンという女性占い師の死後、多数ある伝説的なエピソードにあやかってつけられたもので、彼女自身はプティ・ルノルマンもグランジュ・ルノルマンも使用していません。輝かしい逸話も、ルノルマン本人が自伝に書き残したものであり、真偽のほどは定かではありませんが、大変人気のある占い師だったことは確かなようで、多くのブルジョワ層の顧客がいました。グランジュ・ルノルマンを制作・考案したのも、この顧客の一人マダム・ブルトーです。

 

 自称・弟子を名乗るブルトー伯爵夫人はルノルマンの熱狂的なファンだったようで、ルノルマンのために貴重な本を買い集め、その技術や占術方法を目の前で学んでいたのでしょう。そのため、グランジュ・ルノルマンは古今東西のオカルト要素がふんだんに盛り込まれ、ギリシア神話をはじめとした神話、錬金術、数秘術、占星術などで構成されています。したがって、掘り下げて調べれば調べるほど知識と造詣が必要だと思い知らされます。フランクフルト歴史博物館のキュレーターで、国際トランプ協会の会長を勤めていた研究家、デトレフ・ホフマン博士曰く、「近代におけるもっとも複雑な占いカード」だそうで、権威ある研究家の先生ですらそんな風におっしゃるのですから、習得までには骨が折れると思われがちです。

 しかし、私がグランジュを研究していくうちに気付いたのですが、7~8の象徴が一枚のカードに描かれ、そのひとつひとつに意味が明確に紐づけられているため、占断に迷う隙がないのです。そのため、拙著を参考にして頂ければどんな初心者の方も、年端の行かぬお子様でも楽しめ、かつプロとして活躍されている方でも長くお使い頂ける占術と断言できます。

 

 プティは読み方に自由があり明るく朗らかな占い。

 グランジュは明確に答えを出す現実的でシビアな占い。

 二つのルノルマンの特徴を簡単に説明するとこんな感じ。

このように、プティ・ルノルマンとグランジュ・ルノルマンはレッサーパンダ(小型パンダ)とジャイアントパンダ(大型パンダ)くらい違い、どちらも変えがたい魅力がある占術なのです。

解説:R.M.Bijou

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グランジュ・ルノルマン・カード入門
イラスト小話
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R.M.Bijou

 グランジュが発売された1845年から約180年の時を経て、現代的に一新された『グランジュ・ルノルマン・カード入門』は、携わってくださった皆様のご尽力で、世界に出しても恥ずかしくない一冊に仕上がりました。特にカードイラストを描いてくださったAki xenubilum(アキ・ゼヌビルム)さんとの出会いがなければ、これほど完璧な姿でお披露目することはできなかったでしょう。企画から刊行まで、何もかも驚くばかりに天の采配に助けられたのも、ギリシアの神々のお力添えがあったのかも知れませんね。

 

 AKiさんは打てば響き1を言えば10理解してくださるタイプの方で、それだけでも随分ありがたいのですが、しつこいくらい何にでもこだわる私を凌駕するほどの凝り性で、そんな彼女の集大成が背面のイラストではないかと思っています。方々で話しているのですが、是非ルーペでじっくりご覧ください。毎回新しい発見があるはずです。そんなAKiさんに、一番描くのが大変だったカードはどれか訊ねたことがあります。AKiさんの答えは、♡Aでした。

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​ ダナオスと50人の娘達がメイン部分に描かれています。オリジナルのグランジュ(図:左)をご覧頂くと、いかにゆるーく、曖昧な描写になっているかおわかりになると思います。これをAKiさんが構図に悩みながら出来るだけ多くの娘さんを入れてくださったわけです。これぞ密of密。絵心が皆無の私からすると、どれも本当に大変だったと思うのですが、それにしてもやはり50人の娘さん達は辟易したと思います。

 こだわったといえば登場する動物にはかなり気を使ってディレクションしました。AKiさんも私も無類の動物好きなので、どんなに小さなコマでも気が抜けなかったのです。狐に噛まれた鶏は、15世紀からフランス固有種のLa Flècheですし(♤10左下)、豚もバスク豚です(♢Q右下)。他にも、錬金術師の家は一度部屋を設計し、360°どこから見ても齟齬が生じないようにしてくれました。フラスコの加熱方法なども、資料を参考にしながら良く話し合い、あの形になりました。壁に飾られた骨などから、AKiさんの趣味がちらほら窺え、素敵なお部屋に仕上がっています。

 イラストを描いていただくにあたり、服飾や文化の本をたくさん入手しました。書籍の参考文献には載せませんでしたが、ドレスデザイン、服飾文化の歴史、靴の歴史(!)、ナポレオンの軍服まで細かく資料として書籍化されていることはとてもありがたい発見でした。振り返ってみても、AKiさんとふたり、本当に現実と19世紀フランスを行き来していたのだと強く感じます。

 こうしてグランジュを皆様に届けられたのも、先人の残した書物が残っていたからです。フランス国立図書館、アメリカ国立議会図書館にPDF化して保存されていたからこそ、多くの資料を揃え、気になることを即座に調べることができました。調べものをするにはどうしても紙の方が圧倒的に読みやすく、全てダウンロードして印刷したため、用紙だけで分厚い辞書一冊分はあります。やはり私は紙の本が好きです。

 本は文化であり歴史であり、人類の財産です。知りたいと思うことを調べられる幸せ、そこから得られる知識はなにものにも代えがたい至宝です。先人の叡智をお借りしたグランジュの本、是非お手に取って頂けましたら嬉しいです。19世紀フランスに旅に出ましょう!

解説:R.M.Bijou

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